2021/10/28 2021/10/28
J下部・強豪街クラブ志望者必見!真のチームワークとは?
今回のテーマは、「伝えることの大切さ」についてです。
二人の間にボールが転がってきたときに、お互いが譲り合い、結局ボールが後ろに流れてしまうという光景をたまに見かけます。
勝負にこだわっているなら、衝突してでもお互いがボールにチャレンジするのが正しい選択ではないでしょうか。
その上で、「今のは利き足で処理できる場面だったから俺に任せるべき」などと話し合いが行われるのが妥当だと思います。
しかしながら、このやりとりができないチームは多いように感じます。
それどころか、衝突が起きないことをチームワークが良いからと思い込み、成長するチャンスを逃してしまっていることもあります。
この原因を遡ると多岐に渡りますが、ひとえに選手が意見を主張することに臆病になっている場合がほとんどです。
そのような選手は、自分の意見が受け入れてもらえなかったときのことを潜在的に考えてしまっているのだと思います。
サッカーは、オープンスキルとクローズドスキルを身につけることで一人前に近づきます。
あえて味方に任せることでより良い結果を招くことや余力を残して、勝負どころで力を発揮するしたたかさを学ぶ必要があります。
この辺りの試合の流れを読む力は、欧州や南米に比べて日本人特有の真面目さが悪い方向に影響しているように感じます。
今回のテーマで最初に思い浮かんだのは、「こんな夜更けにバナナかよ」という小説です。
この本は、筋ジストロフィーである鹿野靖明さんが24時間365日のボランティアを駆使して在宅医療を切り開いた筋ジス患者とボラの日常を描いた実話です。
従来の「助けられる人」と「助ける人」の関係性は一切なく、本音をさらけ出してぶつかり合うしかなかったからこそ生まれた絆が魅力的な作品です。
「たくさん喧嘩をし、傷つけあったからこそわかり合えた」という言葉が作中でありますが、サッカーも同じだと思います。
私は、この部分に向き合えるかどうかがトップレベルに近づくための必須条件だと思っています。
アヴィエントでは、全てのカテゴリーで自分の意見を主張するのがあたりまえだと思える環境を目指して取り組んでいこうと思います。
今日はここまで!
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